2014年1月26日日曜日

自然香水




芳香物質を植物からとりだすことに成功して以来、人間はそれを香水にして使い、楽しんできました。
 
 香水は人の心に魔法をかけたり、気持を高揚させたり、心の奥の秘密の琴線を震わせたりすることで、その人の個性をきわだたせ、輝きをいっそう強めてくれます。
 香水は人間の周りにオーラを形成し、ハプニングをおこし、雰囲気をかもしだし、私たちの情緒的な記憶に深い印象を残します。

 たいがいの人は直感的に自分にあった香水を選びます。その人が自分の個性にあわない香水をつけていると、周りの人はその人に違和感と隔たりを感じてしまうことがありますが、普通誰もそれが香水のせいだとは気づきません。

 もともと香水は自然の精油(エッセンシャルオイル)を混ぜ合わせたものでしたが、今日、純粋な精油(エッセンシャルオイル)だけでできている香水は普通には手に入りません。純粋な精油は合成の芳香物質に駆逐され、完全に合成の香水も作られています。

 そこで、数種類の精油(エッセンシャルオイル)を混ぜて、自分専用の香水を調合しましょう。

 精油は他の精油と混合するともともとの分子鎖が破れて他の物質と結合し、全く新しい形態となるので、調合香は混ぜ合わせたものの合計以上となり、二つとないものができあがります。

(スザンネ・フィッシャー・リチィ:天の香りより)
    http://coonel.net/SHOP/1001.html



 次回は、自分専用の自然香水の作り方をご紹介します。




バラの精油を抽出する作業