2011年4月3日日曜日

女性ホルモンと健康の関係

 女性ホルモンには、おもにエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。

エストロゲンが多く分泌される時期は、代謝が促進され、体調がよく、気分も明るくなります。
一方、プロゲステロンが多く分泌される時期は、肌荒れや便秘などが生じやすく、いらいらしがちです。

女性ホルモンは、一生を通して体のいろいろな機能に関係します。カルシウムの骨への定着を助け、内臓脂肪をつきにくくし、血中コレステロール量を調節し、尿酸の排せつを促進するほか、
血糖の増減にも関係し、最近では心臓病の予防や
記憶力の維持にも役立つことがわかってきました。


 このため女性ホルモンの分泌が低下する更年期以降になると、骨粗鬆症や内臓脂肪型肥満、高脂血症、高尿酸血症、糖尿病、動脈硬化、認知症などのリスクが高まります。
女性ホルモンのバランスがくずれると、更年期を迎える前でも更年期障害に似た症状が現れます。

ホルモン分泌のシステムは非常に複雑で繊細です。そのためストレスや無理なダイエットなどでホルモン分泌をつかさどる自律神経のコントロールが失われると、のぼせ、めまい、頭痛、肩こり、便通異常、疲労感、不安感などさまざまな症状がおこります。



規則正しい生活をしましょう

女性ホルモンが安定して分泌されれば体のリズムも整い、体調も安定します。ホルモン分泌のリズムを整えるには規則正しい生活が一番です。

●規則正しい生活を
毎朝同じ時刻に起床し、朝食は必ずとって、夜はゆっくり入浴するとともに、夕食を就寝の3時間前までにとることを目標にします。
 ●食事はバランスよく
栄養バランスと多品目を心がけ、三食を規則正しく、適量とりましょう。同じものばかり食べたり、炭水化物や脂肪をまったくとらないなどの偏った食事は問題です。

●ストレスをためないように
ストレスもホルモンバランスを乱す要因です。無理を続けて知らない間にたまったストレスを自分なりに解消する方法を見つけましょう。

例えば、適度な運動、アロマ入浴、アロマトリートメントなどストレス解消になるほか、血行をよくしてホルモンバランスを整えます。


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