ベルガモット精油（エッセンシャルオイル）の香りと性質（効果・効能）

ベルガモット

イタリア半島の長靴の底の部分、メッシーナ海峡のほとりにレッギオ・デ・カラブリアという町があります。
この町は、マフィアの中心地とした知られています。
ベルガモット精油の最良の品質のものはこのレッギオ・デ・カラブリア産のものです。
ベルガモットは品種改良によってできた、ビターオレンジとレモンの交配種です。
精油にはたいてい、まだ青くて、苦く、とても酸っぱくて食べられない実が使われます。

新鮮で生き生きした果物のような暖かい香り。
オーデコロンにも使われる、柑橘系の中でもとてもリッチでスイートな香り。
アールグレイ紅茶の香りづけに使われます。

心配を和らげ、神経の緊張を解く作用があるといわれています。
フレッシュな暖かい香りは感情的な揺れのバランスをとり、一方では気を鎮めゆったりさせますが、他方で精神を活発に強靭にし、その人の状況と精神状態が何を必要とするかによってどちらかの作用が強くなるといわれています。

ローズマリーやレモングラス、バーベナとブレンドすると精神が爽やかになって明朗で活発に！！
イランイランやジャスミンとブレンドすると身体的な作用が強くなるといわれています。
いずれの場合にも気分がよくなります。

疲労困ぱいした時や、絶え間ない緊張によって疲れた時など、いきいきと前向きにさせてくれます。
ストレスや不安を和らげ、自意識と自信をとりもどさせ、精神を生き返らせてくれます。

アロマランプやボディーオイル、マッサージオイル、お風呂に入れてお使いください。



ベルガモット精油（エッセンシャルオイル）は良質のオーデコロンの重要な成分であり、ネロリ、ラベンダー、プチグレンとブレンドされることが多いです。


ベルガモットをギンバイカとレモン（あるいはレモングラス）とブレンドして使用すると、たばこを吸った後の部屋を爽やかにします。

（スザンネ・フィッシャー・リチィ：天の香りより）